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かけつぎとは

 かけつぎとは、簡単にいうと穴を塞ぐ修理のことをいいます。
ですが、ただ塞ぐのではありません。その生地と同じように修復することを、かけつぎといいます。
 そう、かけつぎは高度な技術。ここでご理解頂きたいのはかけつぎは決して新品になるわけでないということです。
 所詮、修理は修理なのです。綺麗に直る生地もあれば、直らない生地もあります。その服が直すだけの価値(値段・思い入れ)があれば、ぜひ、かけつぎしてもう一度着てみませんか…?

かけつぎを請けるにあたって

  • かけつぎとは、
    虫穴、焼け穴、カギ裂き等を共布、共糸などを使い修繕すること(①)
    です。
    1. ① 共布、もしくは共糸が必要です。
      異なった共布や共糸ではかけつぎは出来ません。
      ※共糸がなくても見えない場所から取るので大丈夫、基本的に後始末は当店にてサービスで行ないます。
  • かけつぎはマジックではありません。
      完全に元通りには戻りません。(②)
    1. ② 裏には糸が出ます。又、以下の生地は目立ちます。
        ・後染めプリント   ・玉虫織り   ・化学繊維
        ・サマードスキン、カシミヤドスキン、等、黒物及び学生服
        ・綿バーバリーなどの硬い生地   ・糸のとびが大きい生地
        ・糸の縒りがきつい生地
        ・日に焼けて、生地の色が変色しているもの
  • キズの場所(③)キズの種類(④)かけつぎのやり方(⑤)により、値段が増すことがあります。(10%から20%位)
    1. ③ 衿、肩口、ポケット等、又あとに修理が必要なものは修理代が別途かかります。
    2. ④ 虫穴などで回りも虫がなめている場合は大きくかけつぎをすることになります。
    3. ⑤ 織り込みは差し込みに比べて手間がかかります。
    4. ※別料金のかかるかけつぎ仕上がり例をこちらでご確認いただけます。>>
  • 品物により納期に日数がかかることがあります。(⑥)
    1. ⑥ 手間入り織り込みの品物、虫穴多数の品物、また季節により大変混雑することがあります。(5・6・11・12月)
  • コールテン、別珍、デニム、絽、紗などはできません。
      (コールテン、デニムはできる場合もございます)
  • かけつぎのお見積りと、所要日数には余裕を持ってお受けください。

 かけつぎ(かけはぎ)仕上がり例 ご依頼の流れ かけつぎ料金

かけつぎQ&A

Q1.穴(傷)の大きさ以外で追加料金が必要な場合は?
和服・シルク・バーバリー等の綿のコート類・サマードスキン・襟・袖口の角・ポケット口・通常より手間のかかるところ。
Q2.共布が無いのですが?
なくても見えない場所から取るので大丈夫、基本的に後始末は当店にてサービスで行ないます。
Q3.お渡し納期どのくらいですか?
当店について約1週間程です。繁忙期においては2週間~3週間かかる場合があります。(5・6・11・12月)